すみっこですわってねむる。

映画の方の花とアリス見ました！ずっと気になってたんです。
女の子二人の友情物語って感じかなあ。

長くなりそうなので追記にてー。

自由奔放な性格の「アリス」とアリスにいつも振り回されている「花」という二人の女の子のお話。
中学生の二人。登校途中にアリスに連れられ花はアリスが「気になっている高校生」を遠目から見ます。アリスは二人の男子高校生を見ながら、「絶対あの二人は兄弟だよ。」と断言します。アリスが気になっているのは、兄（？）である長身のハーフの男子生徒。「弟は君にあげるよ」と軽くアリスは言います。一方花は「いらないよ」と言いますが…。その後、ふとしたきっかけでアリスのその男子生徒への恋心は醒めてしまいます。花はその時に見た弟（？）の事が気になり、写真の隠し撮りをしたりストーカーをしたりしてしまいます。

時は流れ、二人もとうとう高校生。共に同じ高校に進学した二人はいつものように仲良く登校します。
そして花は「落語研究部」に入部します。そう、あの時の弟（？）が落研部員だったからです。
下校中、こっそり先輩の後をつける花。暗唱に夢中になっていた先輩はシャッターに頭をぶつけ、倒れてしまいます。急いで駆け寄った花は「私のこと、覚えてますか！？」と尋ねる。だが、「覚えていない」と言われショックを受けてしまいます。そして花は「私のこと、好きっていったことも忘れてしまったんですか…？」と…。


あらすじはこんな感じかしら。
全体を通してずっとふわふわとした雰囲気のまま時間が過ぎていっていました。このふわふわ感が堪らなく愛おしいです。
花の初恋が花とアリスの絆を揺るがしてしまう…という話なんだけど、二人とも本当にかわいいんです。花はリアルにいたら気が合わない自信がありますが、必死で恋をしてどうしても！というあの心は本当にかわいいんです。好き嫌い分かれそうだけどね。特に中盤の花。
アリスは先輩に「覚えてる？」と問いかける度に父との思い出を大切に大切に語り変えていたんだろうなあ。アリスが本当に「ねえ、覚えてる？」と言いたかったのは、本当に「思い出して」欲しかった人はアリスの父だったんではないだろうかと考え、すっと泣いてしまいました。

何気に好きだなあと思ったのはふーちゃんでした。「駄目だよ、喧嘩しちゃあ」やんわりとやさしくそういう風ちゃんの言葉にまた泣きました。ああいうキャラの女の子って現実には中々いないと思います。いてもいじめられっこタイプっぽそう。


ゆるゆると時間の流れていくお話でした。
花のキャラクターはどうも生理的に受け付けないけれど、（いや、だって学生時代苦手だった子にそっくりなんだもの…。）それでも二人のしっかりとした絆は素敵でした。
とりあえず、先輩が可愛くて仕方がないっ！「ヒぁっ」って声が裏返るのが堪らんです。

どうしてこう、この年頃の子の話はキラキラと輝いているんだろう。素敵過ぎる。

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